電子出版への道(1)
 いつの頃からか、自分の本を出したいという思いがあった。絵を描くのが好きなので、出すなら絵本が良いと思い、専門学校に入学。課題として数冊の絵本を制作し、それなりの評価を得た。その後、フリーランスのイラストレーターとなり、全ての制作作業がデジタルに移行した後には、ホームページ上に絵本を発表したり公募に応募したりもしたが、残念ながら、出版には至らなかった。これまでたくさんの表紙や挿絵の仕事をさせて頂いているが、内容全てが自分で書いたものではない。いつか自分の本をという思いを抱きながらも、最優先されるのはすぐに収益の上がる仕事になるのも致し方なく、嬉々として仕事を続けていくうち、次第に絵本制作からは遠ざかっていった。
 昨年末、たびたびのPCの不調からメインのOSをWindowsからMacに切り替えた。使っていた携帯電話もかなり古くなり、電車の検索さえも出来なくなっていたので、これを機にiPhoneへ替えた。状況が変わった。iPhoneは楽しかった。いろんなアプリをダウンロードしたり、夏目漱石などの名作を読んだりした。iPadは購入していないが、持っている知人友人に好評で、電子書籍にかなり興味を持つキッカケにもなった。紙や印刷、輸送や在庫などに縛られない電子書籍なら表現の場も限りなく広がり、自分の本を出すという思いも叶うのではないかと思った。
 そこで、まずは入門書を物色。『すぐにわかる! 電子出版スタートアップガイド 』を購入した。かなり薄手の本だが、概要がまとまっていて、仕事の合間にパラパラめくれる雑誌っぽいものが欲しかったので、そのニーズにマッチした。
 読んでいくうちに、電子書籍といってもいろんな種類があることを知った。どんな端末で読ませるか、どんな内容なのかによってそれぞれ形式が変わってくる。今回考えているのは、絵本。端末は、iPhoneかiPadで。となると、iTunes Store(App Store)で展開することになる。作品自体はPDFでも特に問題ないようだが、クオリティを高めるならApp形式が良いらしい。そのApp形式で作成するために何が必要かというと、Mac(CPUがIntel製)とiPhone。それにiPhoneSDKというアプリケーション。ハードはどちらもあるが、iPhoneSDKがまだない。Apple Developerからダウンロードするらしいのだが…。
 
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by yutaka-yamawaki | 2010-10-21 14:25 | Mac & PC
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