電子書籍の話の続きです。iBooksで販売するには、iBooks形式かepub形式にしなくてはならないのですが、これが結構苦戦しています。というのも、今考えているのが絵本で、上の画像のように、一つの絵が見開きで表示され、さらにページめくりのエフェクトも欲しいからです。ePubを作るのにも、直感的に操作できるものが良いと思うのですが、なかなか見つかりません。いくつかある方法を、それぞれ試してみました。感想は、個人的なもので環境やスキルによって、変わって来ると思います。
iBooks Author:アップル純正で安心。現状、ページめくりエフェクトは出来ない模様。
Kindle Comic Creator:キンドルのコミック専用だが、何故か見開きがうまく表示出来ず。
InDesign:手持ちがCS4でepub3には対応していないので、使いこなそうという意欲が湧かず。
Sigil:無料のepub編集ソフト。慣れると使えそうな予感。
Calibre:無料のepub変換ソフト。元になるPDFなどが必要。
ひまつぶし雑記帖:操作も簡単で分かり易いが、見開きに出来る余白を消せなかった。
ChainLP:Windows版のみ。いい感じだったが、epub出力時のエラーが直せず。
何か新しいことをやろうとすると本当に疲れますね。もうやめようかという思いがよぎったころ、iPadのアプリで良さそうなものを見つけました。
Book Creator for iPadです。有料のアプリですが、これまで苦労した見開きが出来るとのことで、嬉々として購入しました。直感的な操作で、epubの出力も問題なし。細かな設定は出来ないようですが、求めていた見開きとページめくりエフェクトは、あっさりと出来ました。ただ、Sigilでチェックすると、いくつかエラーがあるようなので、もし審査後に修正してくれと言われたら直せるのかどうか、気掛かりになってしまいます。とはいえ製品ページではiBooksでの販売にも対応しているとうたっているので、とりあえずはこれか、或いはページめくりエフェクトを諦めて、iBooks Authorで作ろうかと考えています。