絵本「リルとグランデ」についてのセルフインタビュー
b0000608_8295052.jpg
Q:先日リリースされた絵本「リルとグランデ」について、お伺いします。前二作品「うまくいかないそんなひは」「おひるねライオン」に比べ、今回は若干タッチが違うようですが?
A:そうですね。仕上げの段階で、一番イメージに近い輪郭線のない切り絵っぽいタッチにしてみました。あまり洗練され過ぎず、詳細になり過ぎず、どこか素朴な感じが残っているように、マチスの版画などを参考にしながら、注意して描きました。気に入って頂けると嬉しいです。

Q:「おひるねライオン」に続き、今回もサバンナが舞台になっていますね。
A:どの作品にも根底には「どうやって生きていくのか」というテーマがあります。日々を精一杯生きているサバンナの動物たちの映像などを見ると、ついつい引き込まれてしまいますが、そこには人間が忘れがちな大切な何かがあるような気がしています。また「おひるねライオン」が好調ですので、同じサバンナを舞台にした作品にしたいという気持ちもありました。

Q:サバンナに行かれたことはあるんですか?
A:残念ながらまだ行ったことはないのですが、制作にあたり、随分と調べました。実際に行ってみると、また新たな作品が生まれるかもしれませんね。

Q:今回はチーターが主役ですが、その理由は?
A:何かの記事で「チーターは最も美しい動物」というのを読んでから気になり始め、いろいろと生態を調べているうちに、どんどん惹かれてしまったのです。例えば、一番足の速い動物といっても短時間しかスピードを維持出来なかったりとか、狩りの成功率は高くても力が弱いので、ライオンなどに獲物を横取りされたりとか。ライオンなど大抵のネコ科の肉食動物は夜行性だそうですが、横取りされたくないので、チーターは朝や昼間に活動するそうですよ。群れるオスと違い、メスは一匹で子育てをし、子供たちに狩りを教えるそうです。運悪く、狩りを教わる前に母親を亡くしてしまった子供のチーターの生き残る確率は、かなり低いそうです。作品ではリルの生い立ちについて詳しく描いてはいませんが、狩りをしっかり教わる前に母親を亡くしたという設定です。

Q:ガゼルも出て来ますね。
A:これも何かの記事で「ガゼル(チーターのエサ)」というのを見て、「え〜、そんな!」と思ったのがキッカケです。優雅で美しく、チーターと同じかそれ以上に足の速いガゼルがエサとしてしか認識されていないのは、あまりに残念だなと思ってしまったのです。

Q:話が進むにつれ、リルは他の動物から狩りを学ぶわけですが…。
A:Youtubeでこんな映像がありました。ヒョウが倒したヒヒを木陰まで運んでいるとき、ヒヒに赤ちゃんがいることに気づいたんですね。そこへ獲物を横取りしようとハイエナがやって来たんです。普通なら倒した獲物を守るのが先でしょうが、ヒョウはヒヒの赤ちゃんを守ることを優先したのです。そういうこともあるので、こうしたことも全くないとは言えないかもしれませんね。

Q:最後に、今後の予定についてお聞かせください。

A:現在は英訳版とKindle版を進めつつ、次回作の構想を練っているところです。2ヶ月に1〜2作品ずつくらいリリース出来ればいいなと思っています。よろしくお願いします。

iBooks「リルとグランデ
b0000608_9423741.jpg

[PR]
by yutaka-yamawaki | 2013-12-15 09:55 | お知らせ
<< 絵本「リルとグランデ」プレゼント! 新しいMac miniが来た! >>