ほろ酔いのディジョンとボーヌ
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前日の疲れからか2日目の朝はのんびりしてしまい、ディジョンの街へ繰り出したのも10時を回っていました。私は羽田で両替していたのですが、妻はまだでした。郵便局で両替出来るという記事を読んでいましたので、小雨まじりのディジョンの郵便局へ入り、案内係のような女性にたどたどしいフランス語で訊ねてみると、「両替は出来るけど、円は出来ないわ。パリなら出来るわよ」という感じの返事でした。素敵な切手をいくつか見ることが出来たので良しとして、ディジョンの街を少し散策した後、ボーヌへ向かうため、駅へと歩きました。

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ディジョンからボーヌまでは40kmくらい、電車で20分ほどなのですが、フランスの電車の乗り方がちょっと変わっていて、驚きました。いわゆる改札というものがないのです。切符を買って、電車に乗り、目的地で降りるだけ。切符も回収されません。よく見るとホーム入り口付近に黄色い箱があり、本当はそれで切符にスタンプを押さなくてならないそうです(参考記事)。でも目立たないせいか、実際にやっている人は見掛けませんでした。妻はその箱を切符の回収箱だと勘違いしていました。後日、乗ったパリの地下鉄には自動改札機がありますが、こちらも出口で切符は回収されないので、無賃乗車する若者もいるのだそうです。そういえば、行きは普通電車でしたが、帰りは電車が遅れていたため、先に来たTGVに乗せてもらいました。料金が違うのではとも思ったのですが、駅係員に確認して乗ったので、大丈夫ということなのでしょう。何だか不思議な国です。

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ボーヌに着くと、スッキリと良いお天気になりました。ここでちょっと面白い出会いがありました。妻と二人で駅前の地図を眺めながら、どっちに行けば良いか迷っていると「そっちでいいと思いますよ」と流暢な日本語で話しかけられたのです。えっと思い、声の主を見ると大きなバックパックを背負った若い男性。欧米風の容貌で、日本人ではありません。話を聞くと、スロベニアの方で、以前日本で翻訳の仕事をされていたそうです。意外にも英語やフランス語よりも日本語に馴染みがあり、懐かしくて思わず話しかけたということでした。しばしの歓談の後、お互いの旅の無事を祈って、駅を後にしました。

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ボーヌの観光案内所へ行くと、当日でも参加できるワインツアーがあるということで申し込みました。ブルゴーニュのブドウ畑をめぐり、最後にワイナリーで試飲が出来るというものです。そのツアーまでまだ時間があったので、街並や施療院などを見て過ごしました。途中、ショッピングモールのような店内で妻とはぐれ、焦って探していると、店員が「あなたの奥さん、こっちで試飲しているよ〜」と教えてくれました。見ると、店の奥の方でじっくりとワインの試飲をし、店員と熱く語っている妻がいました。試飲の前に試飲とは、余程ワインが好きなんだなと改めて思いました。

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約1時間半のツアーを終え、ディジョンに戻りました。その日はワールドカップのフランス戦があり、いくつかのカフェではかなり盛り上がっていました。建物が古いせいでエアコンがないのか、夕暮れの風が心地よいのか分かりませんが、窓を開けっ放しにして大音量の音楽を掛けている中年男性も見掛けました。そんなディジョンの街を歩きながら、夕食はガレットにすることにしました。la Casa Des Crepes。しゃれたお店で価格も良心的でした。リンク先の真ん中辺り、notre carteをクリックするとメニューをご覧頂けます。全てフランス語のメニューですので、私たちの焦りっぷりを疑似体験出来るかもしれません。9ユーロくらいでお腹いっぱいになり、どんな料理か想像もしやすいので、その日以来、しばらくガレットが続くことになりました。



フランス旅行記Paris'14
1:パリへの旅
2:長かった初日
3:ほろ酔いのディジョンとボーヌ
4:パリの土曜の長い夜
5:パリの日曜日
6:教会のコンサート
7:パリ最終日
8:未来のチケット
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by yutaka-yamawaki | 2014-07-14 14:35 | Paris'14
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