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長かった初日
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旅の初日、当初予定していた深夜便に諸事情で乗ることが出来ず、止むを得ず、翌日の早朝便に変更。それまでの時間をどうするか悩みましたが、iPhoneで安いホテルを予約し、蒲田で一泊することにしました。出鼻をくじかれ、気落ちする私たちに駅から乗ったタクシーの運転手さんは「なんくるないさ、明日はいいことがあるから」と言い、翌朝の羽田空港までの送迎バスの運転手さんは「大丈夫か、心配で、心配で…。日本と違うから、気をつけるんだよ」と親戚のおじさんのように言うのでした。

約12時間のフライトで、無事パリに到着。厳重なアメリカの入国審査が滑稽に思えるほど、呑気なシャルル・ド・ゴール空港の入国審査に驚きつつ、バスでリヨン駅に向かいます。そこからさらにTGVに乗って、ディジョンへ行く予定です。ずっとパリ滞在でも良かったのですが、小さな村も見てみたいと思ったのと、当初予定の深夜便だと早朝4時にパリに着く予定でチェックインには早過ぎるから時間を有効に使おうという目論みもありました。結局、8時間ほど計画が狂ってしまいましたが、ディジョンのホテルはもう予約してしまっているので、当初の予定に従うことにしました。

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TGVは乗るには、当然ながらチケットを買わなくてはなりません。リヨン駅の写真の左手が日本で言うみどりの窓口です。そこで買おうかと思ったのですが、待ってる人がかなり多かったのと、窓口の担当者がかなり呑気そうだったので、券売機で購入することにしました。予め乗る時間が分かっている場合にはネットで予約して、券売機でチケットをプリントアウトすることも出来ます。TGVはいろんなタイプの座席(2人席、4人ボックス席、2人向かい合い席など)がありますが、フランス国鉄のサイトからの予約だと座席のタイプを指定することも出来ます。しかしながら今回は、空港からのバスがどれくらい掛かるか分からなかったので、券売機と格闘することになりました。

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何とか購入した直近のTGVの発車時刻まで1時間ほどありました。またしても時間のロスなのですが、駅構内のコンビニで美味しいスムージーを見つけたので、それほど気分も悪くありませんでした。価格は2〜3ユーロくらいだったと思います。味はイチゴ味。リヨン駅のトイレは有料でした(1ユーロくらいだったかな)。やっと乗り込んだTGVですが、見ての通り、かなりのオンボロでした。4人ボックス席になってしまい、ヒザがぶつからないように気を使いました。ディジョンまでは1時間半くらい、日本で言うと東京から名古屋くらいの距離感だそうです。それにしても、どうしてディジョンなのかと言いますと、空港から出るバスがディジョン行きのTGVが出ているリヨン駅へ止まるということと、ワインで有名なブルゴーニュ地方の首府でワインのツアーもいくつかあったという二つの理由からでした。

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ディジョンに着き、道に迷いながらも、無事チェックインも済ませたら、もう19時を過ぎていました。日本で目星をつけていたワインのツアーに参加出来るかホテルの受付の人に電話をしてもらったのですが、残念ながら参加出来ず。がっくりしながらも、部屋に入って荷物を整理した後は、気分を新たに街の散策です。お腹も減ったので、適当なレストランに入ったのですが、メニューが全く分からず、言葉も通じず、サラダと魚のスープの夕食になりました。スープはしっかりとした味で、添えてあったディジョン・マスタードを入れて食べました。
Restaurant La Scala

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明日は近くのボーヌという街へ行く予定にしていたので、食後、ディジョンの駅をもう一度訪ねました。夜10時前でこの明るさです。長い初日がようやく終わろうとしていました。



フランス旅行記Paris'14
1:パリへの旅
2:長かった初日
3:ほろ酔いのディジョンとボーヌ
4:パリの土曜の長い夜
5:パリの日曜日
6:教会のコンサート
7:パリ最終日
8:未来のチケット
by yutaka-yamawaki | 2014-07-14 07:51 | Paris'14
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